須恵器長頸壺すえきちょうけいこ

  • 静岡県
  • 奈良時代
  • 7c
  • 須恵陶製
  • H-26.2 D-18

 須恵器は、古墳時代後期以降、朝鮮半島からから日本に渡来してきた人々によって5世紀頃から焼き始められたとされる。近年、伽耶地方のやきものとの類似性が強いことがわかってきている。この壺は7世紀中頃のもので須恵器細首の瓶(へい)と呼ばれる。胎土から、これは遠江(静岡県)西部の窯で焼かれたものと考えられる。たっぷりとかかった釉と整った姿がとても美しい。