夏季特別展
6月30日(土) - 8月26日(日)
赤と青のひ・み・つ
聖なる色のミステリー
展覧会予告
開催予定の展覧会に関する情報ですので、ご注意ください。
太古の人々にとって、「色」は自然そのものでした。そして、「色」を何かに施すことは、自然のエネルギーをもってする呪術であり、象徴的な意味を加えることでした。やがて美を意識して彩色するようになりますが、「色」が今日のように、純粋に「彩る」ことのみを目的として使われるようになるのは、中世あるいは近世以降のことです。一方、現代の私たちは自然か離れた場所にいても、自然界で目にする以上に多彩な色に触れることができるようになりました。
赤と青は、古代世界においてはいずれも信仰と深く結びつき“聖なる色”と捉えられていたようです。また、赤と青は、一般的にあらゆる色のなかで最も強いイメージがあるとされる2 色であると同時に、一方は動的で他方は静的であるな
ど、両極の側面を持つ色だとも言えます。
本展では、古代から近世における日本そして世界の美術品に表された赤と青を取り上げ、人々が古より「色」とどのように関わってきたかを考えます。さらに、夏休みスペシャル企画として、おとなもこどもも太古の世界へのタイムスリップ!!現代の私たちが見失いかけている“色のエネルギー”を心で感じ取っていただけるよう、様々な体験コーナーやワークショップなどをご用意して皆様をお迎えいたします。
基本情報
- 会期
- 2018年6月30日 - 2018年8月26日
- 開館時間
- 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
- 休館日
- 月曜日 ※7月16日(月)は開館 7月17日(火)は休館
- 入館料
- 大人1,100円 高校・大学生800円 小学生・中学生300円
- 会場
- MIHO MUSEUM北館
- 備考
- 楽天チケットで入館券が購入できます。(大人のみ)
http://r-t.jp/miho
主な展示
ユーゴ
メキシコ 600‐900年
アチャ
おそらくグラテマラ マヤ 600‐900年
脚付雲文耳杯
中国・前漢時代 前206‐後9年
みみずく土偶
余山貝塚(千葉県銚子市) 前1300年頃 辰馬考古資料館
埴輪 舞踏人物
古墳時代 6世紀
乾山色絵竜田川図向付
江戸時代 18世紀
根来瓶子
室町時代 14-15世紀
達磨図 伊藤若冲筆
江戸時代 18世紀
ハトホル形ペンダント
エジプト 前16-前11世紀
ファラオ頭部(おそらくアメンホテプ3世)
エジプト 前1401-前1363年
河馬像
エジプト 前21-前17世紀
魚形容器
東地中海地域あるいはイタリア 1世紀
騎馬人物文様タイル
イラン・イル・ハーン国 13世紀
ガラス製勾玉
5-6世紀
玉琉璃象嵌帯鉤 展示: 7/10~8/26
中国・東周時代 前4-前3世紀
古染付花蝶文平鉢
中国・明時代 17世紀