春季特別展

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京都紫野の禅刹・大徳寺の塔頭である龍光院は、武将の黒田長政が父・黒田官兵衛の菩提を弔うため、江月宗玩和尚(1574〜1643)を開祖として慶長十一年(1606)に建立されました。大坂堺の豪商で茶人でもある天王寺屋・津田宗及の次男として生まれた江月は、高い教養と優れた禅風で知られ、当時の龍光院は、高松宮好仁親王、小堀遠州、松花堂昭乗ら一流の文化人が集う寛永文化の発信地でした。

また天王寺屋伝来の名宝は、江月によって大坂夏の陣の難をくぐり抜け、現在その多くが龍光院に伝えられています。

このたび龍光院の全面協力を得て、龍光院四百年の全容を一挙公開いたします。国宝の曜変天目茶碗や密庵墨蹟、柿栗図(伝牧谿筆)、油滴天目などの重要文化財をはじめとする、天王寺屋伝来の名宝、寛永文化の美を伝える江月所用の品や江月に帰依した人々ゆかりの文物、歴代寺伝の什物を展覧するとともに、江月以来脈々と受け継がれ、今に生きる禅の法統、龍光院の現在も紹介いたします。

 

基本情報

会期
2019年3月21日 - 2019年5月19日
会場
北館
主催
MIHO MUSEUM
日本経済新聞社
京都新聞

特別協力:大徳寺龍光院
後援
滋賀県
滋賀県教育委員会
NHK大津放送
BBCびわ湖放送
エフエム京都
帝産湖南交通

※期間中、展示替がございます。

展示品リスト / 展示替スケジュール

展覧会チラシ(pdfファイル)

関連プログラム

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3月23日(土)
看松会(かんしょうかい):特別講演「龍光院の茶の湯」
講師:熊倉功夫(MIHO MUSEUM 館長)

茶書講義の会。龍光院の先師、南嶺和尚の仰る「趣味や社交の茶ではなく、利休本来の禅の生活化としての茶の湯」を実践修行する場としていきたいとの和尚様の思いから開かれています。

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3月24日(日)
寸松塾(すんしょうじゅく):こどもと大人のための論語塾
講師:安岡定子(論語塾講師)

論語の勉強会。通常は龍光院にて親子で作務(お掃除や畑仕事など)、坐禅ののち、論語の勉強をします。今は一寸の松のように小さなこどもたちが、心豊かにたくましく育って大樹となり、世のため人のためになってほしいとの和尚様の願いが込められています。

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毎週木・土曜日(3/21、3/23、5/2、5/4は除く)
龍光院の小堀月浦和尚による坐禅の会
講師:龍光院 小堀月浦和尚

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3月31日(日)
講演会「江月宗玩と龍光院の宝物」
講師:門脇むつみ(美術史家)

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4月7日(日)
欠伸会(かんしんかい):特別講演「江月和尚と欠伸稿(かんしんこう)」
講師:芳澤勝弘(禅学・禅宗史研究家、花園大学国際禅学研究所顧問)

開祖江月宗玩和尚語録の勉強会。芳澤先生の厳しくも温かいご指導のもと、禅の教えに共鳴する老若男女が集い学んでいます。

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4月14日(日)
講演会「染織品に見る大航海時代──龍光院所蔵品から──」
講師:山川 暁(京都国立博物館 企画・工芸室長)

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4月21日(日)
講演会「曜変天目の魅力と謎に迫る」
講師:小林 仁(大阪市立東洋陶磁美術館 学芸課長代理)

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4月29日(月)
講演会「龍光院宝物の魅力」
講師:朝賀 浩(京都国立博物館 学芸部長)

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5月12日(日)
講演会「密庵席─ 龍光院の建築」
講師:池田俊彦(建築史家)

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